2014年5月アーカイブ

白川コーチとのミーティングの中で。。

トップに行く選手は、「俺(私)は○○のレベルまで行くんだ!!」
と決めている選手が多い、という話しになりました。

僕も全く同感でした。例を挙げると、

僕の高校は同時水泳部が超有名で、一つ上の学年に
全国トップの選手がいました。。

水泳部とテニス部は仲が良かったので、たまにそのの人と
話す事があったのですが、その選手も

「7年後、ロンドンで金を取るのがとりあえずのゴール」
「そのためには、3年後の北京には出ていないといけないし、
世界競泳でメダルを取れるレベルにいないといけない」

と口癖のように言っていました。

初めから自分の活躍する舞台、
目標とするゴールが明確だったのです。
そしてそのゴールを達成するには、今何が必要か、
数年後までにどんな自分になっているかを
逆算して計画していました。

そしてその選手は北京に出場し、ロンドンで銀メダルを取って
今も現役を続けています。

この選手だけではなく、トップに行く選手はみんな
「ゴール設定」と、逆算する「計画力」がしっかりしています。
そして当時の僕は、恥ずかしいことですが、
「出来るだけ上を・・・」というタイプでした。

目標が明確かどうかで、身体作りをしていく上でも
プログラムの内容が変わってきます。

「○○のステージで戦いたい!!」とハッキリしていれば
なんとかそれを達成するための具体的なプログラムを
検討できます。
しかし、「できるだけ上まで・・・」であれば、身体作りも
「とりあえず」目先のメニューだけになってしまいます。

戦いたいステージは人それぞれだと思いますが、
自分の中で押し込んでいるよりも、どんどん僕や
コーチに伝えましょう!

そうするとプログラムも、きっと自分の意識も
変わると思いますよ。。






身体作りの一番の難しさは、
「どんな身体構造(特徴)か」を見抜くまたは
「どんなトレーニングをプログラムするか」
ではないと、常々思っています。

解剖生理学、運動学の知識と動作分析の経験が
あれば、ある程度の身体の特徴はつかむことが
できます。
※とはいえ僕も「ベテラン」にはほど遠い。見逃してしまう部分も
多分にあります。。

「選手自身(または保護者)が
身体作りの重要性を理解すること」
これが一番難しい所だと思っています。
しかし一番大切な部分です。

また、理解しても継続する事はさらに難しいです。
「今の自分に必要な能力」と
「将来の自分に必要な能力」を
分かっていることが(言葉的or感覚的問わず)
継続のキーになるからです。

しっかり継続していくには「ゴール設定」と
「計画力」が大事。。
次回はこの2つについて書きたいと思います。


今日の写真/幕末の有名人
誰か分かります?
「理想なき物に計画なし〜」の人です。
この人、めちゃめちゃ好きです。
歴史は詳しくないですが、とにかく好きです。
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前にも似た事を書きましたが。。

身体作りの効果を出すには、
専門家がメニューを渡すだけじゃ絶対に無理です。
それがどんな素晴らしい内容であってもです。

小耳に挟んだ話しでは。。。
あるクラブでは、トレーナーがほんのたまーに、
トレーニングメニューを渡しに来るそうです。
だいたいがサーキットトレーニングのようで。。

しかし翌月、選手達の身体は何も変わっていない!
話しを聞くと、、「あんまり(トレーニング)やってないです」と。。


トレーナーが出すメニューも、おそらく正しい内容だと
思うんですが、これが多くの現場の現状でしょう。
というのも、トレーナーや僕みたいなスタッフは、
常に現場に居る事ができない場合が多いので。。

だからこそ、今しているトレーニングの意味や
テニスにどう繋がるか?を本人や保護者の方が理解
した上で行う事が重要なんです。
さらに言うと、内容がシンプルで、効果を
実感できること。

エナジーの選手達には、これからも今している
トレーニングがどんな意味があるのか?
耳に穴が出来るまで質問攻めしていきますよっ。。

今日の写真/コアトレの一部
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ただ固めるだけの「たいかんとれーにんぐ」で
効果を実感できる人は少ないんじゃないでしょうか?





今日は失敗談を書きたいと思います。

ずいぶん前の話しになるのですが、ある選手の身体を
診させてもらい、トレーニングメニューを考案しました。
改良したい部分がたくさんあったので、たくさん
メニューを作りました。

しかし、それを選手に伝えたところ。。
「時間がなくてこれ以上できません・・・」
と言われたことがありました。

「言い訳やろ!時間は作るもんや!」と一瞬思いましたが、
話しを聞いてみると、その選手は睡眠時間を確保するために
本当に分刻みのスケジュールで毎日過ごしていました。
そして違うスタッフがそれぞれ出していたメニューを、
きちんと全てこなしていたのです。

「ホンマに申し訳ない!」と思い、反省しました。
選手を取り巻く環境はそれぞれ違い、ご家庭の都合もあるし
距離的な問題もある。学校の時間も。。

それからは、選手一人ひとり背景を読み取って、
どれだけ時間の都合が効くか把握した上でメニューを組むように
しています。
そして、スタッフ間がどんな目的でどんなトレーニングを
伝えているのか?目的がそれていたり、内容が重複して
いないかを、連携をとって意識するようになりました。
特に、その場で本人やご家庭が納得できないと、メニューが
実施される事はないのです。

身体を診た上で、「ここを鍛えたい!」と思う部分は
たくさんありますが、ただメニューを言い渡すのではなくて、
今やるべき優先順位を考えて、継続していける計画を立てる
(それを伝えて納得してもらう)ことが大事だと考えています。




今日もブログの更新が深夜に・・・
夜遊びしてる訳じゃないんですよ。。


医療業界は、エビデンス(根拠)を出すために
色んなデータ収集をして分析するので、
知らず知らず夜型になっていく。。

今日はデータ収集なんてしてないんですけど(笑

テニスの話しですが、あるとき白川コーチと
「先伸びと後伸び」について話しをしました。

身体的に先伸びしやすい要素がある。。
しかし、他のある要素を持った選手が出てくる
(後伸び)と、先伸びタイプの選手は追い抜かされ
やすくなる。
そして最終的に身体の優位性はほぼなくなる。。
ただし後伸びタイプは、特徴を活かし切る前に
受験などの環境の変化が大きくなり、テニスから
遠ざかっていくケースも多いと。。


初めて聞いた時は、自分や周りの選手達の成長過程と
照らし合わせながら、興味深く聞いていました。

そしてこの話しは、身体機能の面から考えても
つじつまが合うことが多いです。

これは何のデータもない、僕の経験則の話しになるので
一意見として捉えてほしいのですが、

まず先伸び・後伸びに関わらず、「柔軟性」は
競技力に関わる大きな要素です。

そして幼少からテニスに打ち込み、成長期に
練習量を増やしたにも関わらず、ストレッチなど
ケアをあまりしなかった例は、「柔軟性」が低下
していることが多いです。
そしてほぼ例外なく、成長痛が起きています。

反対に、中学前後から本格的にテニスを始め、
大成した選手もいます。
このタイプは、比較的「柔軟性」が保たれている
ケースが多いです。

まり成長期に練習量を増やすなら、同様にケアも
入念にしなければ、柔軟性の低下を招く可能性が
高いということです。

またこの時期は、身のこなしが「有酸素(ゆったり)」
から、「無酸素(素早い)」に変わっていくので、
根本的に筋肉の質が硬くなっていきやすいです。
そのことも一因しているのかもしれません。

とにかく、この2つのケースを「柔軟性」だけで
比べると、後にテニスを始めた方が優位な特徴に
なりやすいですよね。

先伸びと後伸びのメリット・デメリットは、
各個人の身体特徴によって変わってきます。
こういう観点から長期的なプランニングを
行っていくことが、「才能を作る」ことに
つながるのではないでしょうか?

エナジーの選手は確実に結果を出し始めて
いますが、これがデータとして残り
客観的な根拠になれば、より確実に
「才能を作っていく」ことが可能に
なると考えています。


今日の写真/アームカバー
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夏に選手を診させてもらう時は必ずつけています。
自分の汗まみれの腕が選手の身体につくのが
いやだからです。。
今年もそろそろ、と思ってタンスから出したら
一本なくなってる。。
仕方ないから、買い足すまでは片腕は汗まみれで
頑張ります!選手達、ゴメン!笑










最近、「体幹」とよく聞きます。。

またはコア。。

サッカーの長友選手の体幹トレーニングの本も
よく見かけますよね!

そして決まって「体幹」とセットで聞く言葉→「安定」。
一般的には「体幹は安定させるもの」という認識が
されています。

しかし、「体幹」は広いです。
イメージで言うとこんな感じ?

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腹部(腰)、胸部、肩甲骨、または頚部も。。
これ全部固めていたら、テニスは出来ません。
しかし、よくある体幹トレーニングは、


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こんな感じでとにかく「固定」させます。

間違いではありません。固定が出来ていないと、その次の
ステップには進めないので、僕もこういうトレーニングから
導入を勧める事もあります。

ただ、テニスの動きに直結する体幹トレーニングを行うなら、
体幹の中で「固定すべき所」を固定させ、「動かすべき所」を
動かすトレーニングへのステップアップが必要です。


腹部(腰椎)は固定すべき所
股関節・胸部(胸椎・胸郭)は動かすべき所
です。

この動かすべき股関節・胸椎が固い、うまく使えないと
そもそものショットの質を高めることが難しくなります。
筋トレだけでは行き詰まる理由がここにあります。

ファンクショナルトレーニングはこの考えが根付いているので
テニスとは相性がいいですね。

エナジーでの体幹トレーニングは、この考えに基づいて行っています。

あと、エナジーのブログに6月の来校日を更新しています。

土日は外部の方も交えて練習していますので、ご連絡ください。





身体機能とテニスを照らし合わすと
「テニスの動きは、骨格的に自然な動きであることが前提」だと
いうのがこれからのスタンダードな指導になるとのことです。

ただ、「骨格的に自然な動き」は個人差があります。

股関節内旋(内に捻る動き)を例にとりましょう。
女子は比較的可動域が広いです。
男子は狭い選手多いです
(「オラオラ系」で股を開いて生活するせい?)

内旋が固いと、スクウェアスタンスで十分に股関節を
回旋できません(前足の話しです)。
それでも「腰の回転で打て!!!」と指導されるとどうなるか。。
股関節の代わりに本当に腰(=腰椎)を回旋させようとします。

しかし、腰椎は基本的にほとんど回旋しない構造になっています。
それでも回旋を強要した場合、腰椎疾患を引き起こします。

実際に腰痛が発生する選手の多くは、股関節内旋が固いという
研究報告がすでにされています(それだけではないですが)。

にも関わらず、「クローズスタンス」で「腰を捻れ!!」と
指導する所もあるのだとか。。

まさに「骨格的に不自然」そのものですね。怖っ。。


反対に股関節内旋が柔軟で、回旋に強く働く殿筋等が強靭な
選手は、多少無理な姿勢でも、「自然な動き」として
身体を捻ることが出来ます。
つまり身体機能がそのまま武器になり得るのです。


※極端に言ってるので、このまま受け取ることはお勧めしないです。


昨日、和歌山の練習では、外部の方も参加して下さいました。
骨格に自然な動きとは何なのか、
その選手にとって自然な動きはどんな動きか、
その武器を活かす(弱点を補う)ためにどんなトレーニングが必要か、
全て個別で診させていただきました。

とくにベースアップした「可動域」や「筋力」を実際の動きに
活かしていくトレーニングは重要で、基本的にテニスに直結
している必要があります。
※ファンクショナルトレーニングが最近流行っている
理由の一つかも。。

この「動き作り」のトレーニングは、本人の感覚を交えて
進めていくことが大事だというのが僕の考えなので、
どうしても時間がかかってしまいます。。

こういう土台作りが浸透していくのは時間がかかると
思いますが、競技力の根本になる部分なので、妥協せずに
進めていきたいと思います。


今日の写真/土日の練習風景とベッド。。
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マリリン惜しくも緒戦で破れる!
内容は見ていないので何とも言えませんが、勝負の世界は厳しい
ですからね。。

まだコンソレがあるので、コンディションを整えてほしいです。


マリリンは将来のテニスに向けて、プログラムを組んで身体作りを
行っていますが、通常、トレーナーや理学療法士が、一人の選手に
付きっきりになることは現実的に難しいです。
むしろ見ていない時間の方が長いのが普通です。
それはマリリンやキミレンコなどのトップレベルの選手であってもです。

そのためコンディションやトレーニングは、いかに本人が意識して
プログラムを継続できるか。。
当初はここに頭を悩まされました。

継続していけるポイントは、
①内容がシンプルであること
②その場で、ある程度の効果が実感できること
だと思います。

自己管理能力は選手に必須ですが、
継続していくための工夫はこちらでも試行錯誤していきます。

明日は和歌山の練習に伺います。
よろしくおねがいします。



いよいよマリリンが明日、全国デビューします!
なんやらネームプレートのミス?があったみたいですが。。

各地区から代表者が集まってくるので、いつでもレベルは高いですが。。
今回は特に強豪が控えていると聞きます。
間違いなく激しい試合になると思いますが。。

ご家庭の理解もあり、マリリンは栄養含め身体作りを
妥協せず行ってきました。
ベストコンディションで試合に望んでもらいたい。
そう思います。。


それと、9日土曜日は朝から和歌山に伺います。
この活動が広まりつつあるようで、今回も外部の方から
「選手の身体機能を診てほしい」という声をいただいています。
トレーニングや障害予防は、その場その場の指導になりがちですが、
その選手の将来を見据えたディスカッションができればと思います。

よろしくお願いします。



身体機能を見る上で、一般には「筋力」を基準にすることが
多いと思います。

または「身体の使い方がうまい」「全身を使っている」
という表現もよくされます。

これらは間違いではないですが、かなり抽象的です。
まず「筋力」とはどこの筋力でしょう?
そして、その筋肉はテニスの動作のどのタイミングで使われる
べきでしょう?

それが判らないと、「筋トレ」をする意味はありません。

基本的に理学療法士が身体機能を見る時は、

①その動作に必要な関節可動域が備わっているか
②その動作を行うのに必要な筋力があるか
③可動域・筋力を動作の必要なタイミングで使えているか

を重視します(実際はもっと詳細に評価します)
身体機能とは奥深いものなのです。

もちろん僕も、身体を全て見切れている訳ではありません。
常に勉強を繰り返しています。

適切な身体作りは、奥深い身体機能を紐解いていくことで
明確になっていきます。

エナジーの選手も、何度もテニスを観察し、身体機能の経過をチェックする
ことで、身体作りのプログラムを進めています。


それと、土日は和歌山で練習していますが、外部の方も練習の
参加が可能です。
希望があれば身体機能のチェックをし、身体作りや障害予防についての
アドバイスをさせていただきます。
また継続してトレーニングの指導も行います。

ただし初めて方に関しては、テニスの動作を見なければ何とも言えない
部分があるので、白川コーチによる身体のスクリーニングチェックの後、
実際にテニスをしてからの診療となります。
詳しくは白川コーチまで連絡をお願いします。

尚、料金についてですが外部の方は1時間6200円、エナジーメンバーは
15分1000円となります。

よろしくお願いします。


母校のサポートでインターハイ予選に帯同してきました。

今回は団体戦。個人戦とはまた違った雰囲気!
応援が盛り上がってていいですね!

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結果は3位で、インターハイ出場はなりませんでしたが。。
選手達は精一杯戦ってくれました。


自分の時を思い出しますね。。
僕の最後の団体戦も3位でした。
※長尾谷があった時代だ!

僕の高校時代は、フィジカルの事が浸透しておらず
テクニックや戦略が良くなっても
ベースのスペックがなかなか上がらず、苦労しました。

フィジカルが大事とわかっていても、
どうしたらいいのかわからない
そのまま3年間が過ぎていきました。

今思えば、身体作りの事をもっと知るように
努力すれば良かったと後悔しています。

「自分のような選手生活を過ごしてほしくない」
その頃の苦い経験があって、今の選手達にフィジカルの
重要性を伝えています。

エナジーのみんな!今してる身体作りは、長い競技生活の
土台になるものなんだよ!
継続は力なりだ!

今日の写真/選手達との一枚
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母校や他校にも、エナジー卒業生が多数いました!
競技を通じてできる人との繋がりは大事にしないとね!




どうもブログの更新が、どうしても夜遅くになってしまう。。
選手に関わるスタッフは朝型人間になるものなので、夜は早く寝たいのですが。。


金曜のキミレンコの連携から中一日、
明日は母校のサポートでインターハイ予選団体戦に帯同してきます!
自分が現役の時の事は、今でも鮮明に覚えています。

選手時代はどうしても自分では気付けなかったこと・・・
今になっては「もっとこうしてれば。。」というのが山ほどあります。

明日は、全力で選手のサポートに当たりたいと思います。

朝からビーンズドームに行ってきました。
キミレンコの今後について、ナショナルの中山コーチと
ディスカッションするためです。

世界のテニスは今どうなっているのか
キミレンコが世界で戦っていくには何が必要なのか
そのために必要な身体機能は。。などなど

世界の舞台を知っている中山コーチからお話を聞き、
キミレンコの身体作りやケアの方向性が、より明確になりました。
とくに僕は世界のテニスを経験した事がなかったので、
本当に勉強になりました。


そして1時にビーンズでのディスカッションが終わり。。
その足でエナジーに向かいます。
三木市→堺は遠い。。半分(以上)寝ながらの運転。。
キミレンコママにもらったリ○ビタンDで乗り切ります。


エナジーでは山本トレーナーが来られていたので、
中山コーチとのディスカッションの内容を報告し、
トレーニング、ケアのスケジュールをどう調整していくか
相談しました。

現場を拠点にして、各分野の専門家が連携し
一人の選手を見ていく。
今後はこのような体制が当たり前になっていくのでしょう。


今日の写真/オンコートでのディスカッション
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と、山本トレーナーのトレーニング
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最近、理学療法士仲間がこのブログを見て、

「良い取り組みしてるやんけ〜〜!!こんなん中々できへんよ!」

と言ってくれます。

実は、理学療法士は昔(といっても10年前ぐらいまで)人手不足でした。
ここ10年で養成校は乱立して、今は理学療法士が年間1万人も増えています

なんと、全国の理学療法士の数、8万5000人。。。

しかしその中で、本気でスポーツ選手をケアしたいと思い
活動している人は何人いるでしょう?

そしてその中でも、テニスの競技を経験していて
テニスの現場に情熱を注げる人となると、本当に少ないでしょう。

僕は理学療法士の知識・経験で選手を診させてもらっています。
これは医療者としての立場です。
しかし一方で、テニスの競技を経験した
「競技者」でもあります。
※むしろ「競技者」でいた時間の方が長いです。
つまり競技者としての視点・感覚も診療に取り込んでいます。

理学療法士は競技の世界を知らず
競技者は理学療法の世界を知らない。
だから現場ではリンクされない。
(すばらしい物ができると確信していても・・・)


僕はずーーっと勉強を続けますが、トレーニングも続けます。
テニスも練習します。
(バックフット→ボレーのエンドレス。ホンマしんどいよね。。)

僕より競技の世界を知っている人は山ほどいるし
理学療法ができる人も山ほどいる

アスリート精神がわかる理学療法士が増えてくれば、
この分野は、もっともっと広がっていくと思います。

選手達、僕も君たちと同じで日々成長なんだよ!
だから今は胸椎固くても多めに見てやって下さい(笑)
ストレッチ、続けるので。。(笑)


それと、9日は夕方からエナジーに伺えそうです。
よろしくお願いします。


成長痛の一番の治療は予防ですが。。

もし、痛みが出てしまった場合。
フツーの整形外科であれば、
「運動をせず安静にしてれば治ります。
痛み止め出しときますね〜」
と言われたりします。

でも、
「安静に出来んから受診しにきたんじゃ!」
が、本音でしょう。。

確かに成長痛はオーバーユースの側面もあるし
放っておいても、基本的にいつかは治るものですが。。

テニスはオフシーズンのないスポーツ
そして本当のトップを目指すなら
中学までにテニスを完成させなければならない。
つまり、成長期に練習を休むというのは
アスリートを目指す上でかなりの
ビハインドになってしまいます。

それでも安静を余儀なくされるケースもあるでしょう。
しかしその場合も、安静にすべきは局所(痛みが出ている部分)
であって、他の機能はガンガン鍛えるべきなんです。

体重をかけて膝が痛くても、体幹・上半身のトレーニングはできる。
プールみたいに体重がかからない環境での持久系トレーニングは、
むしろ今まで以上に多くし、心肺機能を高めていく。

局所を休ませている間に、他の機能を底上げすれば
復帰したときの武器になります。
そしてテニスも、意外にそれまでより良い感覚に
なっている事も多いです(僕がそうでした)。

※鍛えるとは、「筋トレ」ではないですよ。。誤解のないように。


成長期は骨格が日々変わっていきます。

この時期は骨端症、
いわゆる「成長痛」が起こりやすい時期です。

ジュニアの身体を診させてもらう中で、「成長痛」に
遭遇する機会はかなり多いのですが、
そもそも成長痛はなぜ起こるのでしょうか?

骨・関節の視点による説、
腱〜骨の付着部のストレスによる説、
あるいは心理面も影響しているという説・・・
医学的根拠では、「これ!」という原因は特定されていませんが。。
確かな事は、
骨格が変わるだけでは痛みは起きません。

どのジュニアも背は伸びますが、痛みが出ない選手もいますからね。。。
僕の経験則では、
膝・踵に関わらず、成長痛を訴える選手は
筋肉が硬い(膝なら大腿直筋、踵は下腿三頭筋や足底腱膜)
所見が多いです。

普通に考えれば、
筋肉・骨ともに同じ長さで、成長期に骨だけが伸びていけば、
筋肉は引っ張られ、骨の付着部にストレスがかかります。
筋肉は勝手に伸びないですからね。。

つまり成長期を迎える前に、筋肉の柔軟性をキープしていることが
重要なんです

よくよく考えれば当たり前の話ですが、意外にこの視点でのケアは
現場ではされていません。
足底腱膜!?なんじゃそりゃ!?
ってな感じでしょう。。

小学生なら身体は柔らかいはず〜〜ではなくて、
必ず来る成長期に向けて、骨の成長を受け入れるだけの
筋肉のケアをしてあげましょう。

ストレッチは本当に大事ですよ。。

今日の写真/踵周囲の筋肉
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朝から一日、伏原で選手を診させてもらいました。


今日は外部の方も、北摂からお越しいただいたりして
やはりどこの地域でも、身体機能やケアに興味を持たれている方は多いんだと感じました。


しかしテニスの動きに特化したケアを細かく指導してくれる医療者は少ない。。
ましてや現場に足を運んで動きを見てくれるなんてトコは、僕は出会ったことありません。


僕がエナジーで現場にいく時は、テーピング類はもちろん
診療用のベッドや、レントゲン・動画がその場で診れるよう
PCを持参していきます。
もちろんその場で生の動きを見させてもらいます。

「ポータブル診療所」のイメージです(笑
ほんとは、等身大の骨模型とか持っていきたいぐらいなんですよ(怪!)

こういった活動は、全国的にも少ないと思いますが
現場でのケアが今後、色んな所で浸透していくことを願います。


それと、、、
マリリン!関西サーキットマスターズ優勝!

競技力の土台は身体作り。
自分の身体を知ってから、身体作りはスタートする。
身体に関心を持つ事から始まるのです。


写真/ベッドとPC
今日は一日フル稼働だったのであまり写真とっていません・・・

名称未設定.png

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僕がエナジーに通い始めて間もない頃。。
小学6年生の頃の話です。

海外のある有名コーチが特別レッスンでエナジーに来られました。
そのコーチのレッスンは、この言葉から始まりました。

「テニスは、フィジカル・テクニカル・タクティクス・メンタルの
スポーツです!!」

当時の僕は、何の話かさっぱりわからないまま話を聞いていました。。。

例えば競泳では、フィジカルのケアがテニスに比べかなり浸透しています。
なぜなら、身体機能がタイムに直結するからです。
(「けのび」がまっすぐに出来る身体でないと、水の抵抗が増しタイムは落ちます)
そのため、選手自身も身体に関心を持っていることが多いです。


さて、テニスではどうでしょう。
身体機能に目を向けなくても、技術・戦術、またはメンタルで補えます。
「フィジカル」から目を背けても、ある程度勝つ事ができます。

しかし、勝てば勝つほどそのツケは回ってきます。
関節の可動域は、成長期を過ぎると急激に変わっていきます。
ケアをせず高校になり、「前は打ててたショットがなんか打てんくなったんやけどなんでやろ・・・」
と思ってももう遅いのです。

反対に言うと、地道な身体作りは全ての土台となり、どんな技術も受け入れてくれます。
選手の望むプレーが可能になります。

明日の練習は、外部の方も一部参加して下さるとお聞きしています。
個別に身体を診させていただき、目先の事だけではなく、将来に向けての身体作りについて
ディスカッションできればと思います!

よろしくお願いします!





こんにちは、理学療法士の西川匠です!


この度、白川コーチのご厚意でブログを始めることができました。
ちなみに制作は機械音痴の僕ではなく、白川コーチが全部してくださいました。。
コーチ、わがままを聞いていただいてありがとうございます。。。僕が作ってたら、ブログ開設まで2年ぐらいかかってました(笑

自己紹介ですが、ジュニア時代をエナジーで過ごし、高校卒業まで選手としてプレーしていました。
その後理学療法士になり、現在は病院で働きながら、エナジーで選手の身体面のサポートをさせていただいています。また母校である近畿大学附属高校テニス部でも、トレーナーとして活動しています。


近年、スポーツ競技ではフィジカルの重要性を指摘する声が大きくなってきました。
そして野球や競泳などは、身体を診るプロである理学療法士が、現場に介入するのが当然のようになってきています。

しかし、テニスの現場ではどうでしょう?
身体機能に基づくケアやトレーニングは、浸透していないのが現状に思います。
いまだに「身体が痛いのは努力が足らんからや!」「毎日○○㎞走らないと強くなれへんぞ!」という会話が当たり前のようにされています。。。

そんな現状を変えていき、関わる選手達が元気に選手生活を送ってもらえればと思っています。

尚、ブログを通して、身体面で「一般的にこう言われてますよ〜」という小ネタ(?)は書いたりするので、エナジーメンバーのみならず、外部の方も身体に興味のある方はご覧下さい!
ただし、各選手の身体機能に関しては個人情報になるため、ここでは一切書きませんのでご了承を。。

今後とも、よろしくお願いします。





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